CPUコア・裏面・表面・チップのリアルタイム温度比較


1. CPU裏面・表面のリアルタイム温度測定に成功
 坂巻温度計と通信機能付きデジタルマルチメーターで、Celeronコア温度測定に成功したので、コア表面やヒートシンクに埋め込んでいる、SEIKO S-8100Bセンサーで温度がリアルタイムに測れないかと、坂巻温度計の回路と「にらめっこ」。その結果、坂巻温度計回路を改造して、温度を読み取ることに成功しました。この温度計を「ヤマキョー温度計」と命名けました


ヤマキョーS-8100B温度計

坂巻さん設計Celeronコア温度計

METEXマルチメータと接続

METEXマルチメーター接続パソコン画面


次のグラフは、スーパーπ104万桁を実行した時の温度変化です。同時に計測することはできないので、スーパーπを実行後、無負荷でCPUコア温度が下がるのを待って、コア温度が16.3℃になったところでスーパーπを実行しています。(16.3℃は無負荷状態のコア温度)
温度変化が良くわかるように、ソフトクーラーRainを使用して実験をしています。温度センサーとして、CPUコアはCeleronサーマルダイオード、他はS-8100Bセンサーを使用しています。


2. 温度センサーの取り付け
 cpu裏面に、SEIKO S-8100Bセンサーを取り付けて、ソケットと基盤の隙間からリード線を取り出しました。


CPU裏面にS−8100Bを貼り付け

ソケットと基盤の間から線を取り出す

CPU表面側にS−8100Bを取り付け

チップにS−8100Bを貼り付け

3.ヤマキョー温度計の回路について
 坂巻さん公開のCeleronダイオード温度計の回路を参考に、S-8100B温度センサーの回路を考えました。
(製作中)


4.考察
 なぜかCPU裏面の温度がコア温度に一番近くなりました。約3℃の差です。
 CPU表面のほうが温度が低いのはクーラーが熱をよく奪うからでしょうか?クーラーの威力?


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