「甦れオールドパソコン」

エプソンPC286VEの改造記(1998/5製作)

 私が知る(ちょっと調べました)パソコンの歴史は、今から遡ること22年前、NEC製のTK-80が発売されマイコンブームを呼んだ事と記憶しています。当時一枚の基板に25個のキーがついたキットが8万5千円で、私もほしくてたまりませんでした。
 現在のパソコンの形になったのは、米国で1977年に、アップル・コモドール・タンディー等が発売したパソコンであり、日本でもタンディーTRS-80は19万8千円の低価格で人気でした。当時、私の現場にも1台あり、統計などに活用していた事を記憶しています。
 私のパソコン歴は、1980年シャープMZ-80を買って以来、6台のパソコンの買い替えと自作4台です。自作は、1997年11月に1台目の自作パソコン作りに挑戦、英語のマニュアルと格闘しながら見事に作る事ができました。これに気をよくして、2台目はPC286の全面改造をしました。目的は、9年前のスクラップ同然のエプソンPC286パソコンを蘇らすこと、そして1台目の自作パソコンとネットワーク(LAN)で結んでLANの勉強をすることです。
 改造部品代46,242円、ネットワーク用部品代10,038円で動くようになりました。モニターの規格上、文字の端が切れますが、解像度を最低にし、Windowsアイコンのサイズの変更で何とか使えました。LANの設定学習には十分活用できました。
 作る楽しみは、組上げた時のスイッチを入れる感激と、安くて高性能のパーツを探すショッピングです。また、環境改善の観点からも、少し古くなったらすぐに捨てるのでなく改造して活用したいものです。これからもリサイクルをしながらパソコンライフを楽しみたいと思っています。

(1998年5月に投稿した記事を一部修正しています。2年前に比べるとパソコンは随分安くなったもんだなあ。ちなみにこのパソコンは、他のパソコンのBIOS ROMを書き換えようとしてBIOSを飛ばしてしまい今は飾りです。
 よくよく考えると、使ったものはケースと文字が欠けるモニターでした。中身は全部新品。ケースを買った方が安て早い、しかしこの箱にどうやって収めるか思案をめぐらすことも楽しみのひとつです。



マザー(ATフォーム) SOYO 5EAS
CPU CyrixMX166のちにAMD K6−233